2016年4月14日21時26分、熊本県を震源とする最大震度7(マグニチュード6.5)の地震が発生した。4月15日現在も余震が多数発生。気象庁をはじめ現地では、被害状況の調査が進められている。関係各所が緊急対応に追われているが、交通機関や被災地対応に関する各種情報をまとめた。
4月15日 18:10現在
- 特急「有明」「あそぼーい!」「A列車で行こう」「九州横断特急」「SL人吉」は終日運休。
- 高速バス「B&Sみやざき」は、始発から運転見合わせ。
- 九州新幹線(上下線)、鹿児島本線(上下線 宇土から八代)、豊肥本線(上下線)、肥薩線(上下線)は、始発からの運転を見合わせ。
- 三角線(上下線)は16時52分に運転再開。鹿児島本線(上下線 熊本~宇土間)は16時52分に運転再開、博多~熊本間で臨時列車を運転。
- 日韓国際航路(博多←→釜山)は通常運航中。
4月15日 16:50現在
- 臨時便設定:4月16日 JAL4661便 東京羽田空港 5:55発/熊本空港 7:40着
※予約はJALホームページまたはJAL国内線予約センター【0570-025-071(有料)】(7:00~20:00)で受け付け。
※搭乗手続きは16日5時15分より、羽田空港第1ターミナル南ウィングにて実施。
4月15日 16:00現在
- 熊本空港を発着する一部の便は大型の機材へ変更を決定。
- 以下の臨時便を運航
- ANA1302便 熊本空港 16:10発/大阪伊丹空港 17:15着
- ANA1304便 鹿児島空港 19:05発/大阪伊丹空港 20:00着
- ANA1305便 大阪伊丹空港 17:00発/熊本空港 18:15着
- ANA1306便 熊本空港 18:45発/大阪伊丹空港 19:55着
- ANA1511便 福岡空港 17:30発/鹿児島空港 18:15着
- 義援金の募集を開始(平成28年熊本地震による災害への支援実施について)
4月15日14時00分現在
- 通行止め区間
- 九州自動車道 植木IC~松橋IC
- 九州中央自動車道 嘉島JCT~益城TB
- 最新の交通情報サービス(アイハイウェイ)
【経済産業省 熊本県を対象とする被災中小企業・小規模事業者対策】
4月15日 17:00現在
- 熊本県内全45市町村を対象に、被災中小企業・小規模事業者対策を開始することを決定。熊本県の日本政策金融公庫、商工中金、信用保証協会、商工会議所、商工会連合会及び中小企業団体中央会並びに中小企業基盤整備機構九州本部及び九州経済産業局に特別相談窓口を設定。以下の相談に応じる。
- 熊本県の日本政策金融公庫及び商工中金が運転資金又は設備資金を別枠の限度額で融資を行う災害復旧貸付を実施。
- 一般保証とは別枠の限度額で融資額の100%を保証するセーフティネット保証4号を実施予定。
- 既往債務の返済条件緩和
- 県内の各市町村の小規模企業共済契約者に対し、低利での即日融資や災害時貸付を適用。
【その他】
なお、ネット上では安否確認サービスとして、グーグル「パーソンファインダー」やフェイスブックによる「災害情報センター」などが稼働中だ。
また、民泊サービスAirbnbでは、ウェブサイト上に「緊急災害支援」ページを提供し、緊急宿泊所のホストと宿泊希望者を募集開始。被災地のホストにメールを配信して打診をおこなうほか、被災者は料金無料で宿泊できる措置をとっている(期間:2016年04月14日~2016年04月20日にチェックイン)。