カンタス航空、パイロットの新ユニフォームを発表、1930年代を想起させるノスタルジックさで

カンタス航空(QF)は2016年4月29日、13年ぶりに刷新されるパイロットの新ユニフォームを発表した。今後2016年内に、国際線と国内線、地域路線の全パイロット約3000名が着用することになる。※写真中央は新ユニフォームのデザイナー、マーティン・グラント氏

同社によれば、新ユニフォームは常に時代を反映するものであり、今回は、来年納入される「ボーイング787-9ドリームライナーへの期待」を表現したという。パイロットの協力を得て制作することで、職務中のニーズを反映するプロセスも取り入れた。

新ユニフォームのデザインは、オーストラリアのファッションデザイナー、マーティン・グラント氏が手掛けた。1930年代の同社最初のパイロットユニフォームを想起させるノスタルジックなデザインで、同氏によれば「新デザインは、クラシックな海軍のパイロットユニフォームから着想を得て、モダンで、着用しやすく、見分けやすさが欲しいというパイロットの皆さんからの意見を反映させた」もの。

メリノウールやコットンなど、オーストラリア原産の素材のみを使用し、ネクタイピンにはオーストラリアの国章を、帽子にはオーストラリアの国花・ゴールデンワトルを採用することで、オーストラリアを代表する航空会社としての誇りも表現したものとなっている。

写真提供:カンタス航空
写真提供:カンタス航空(中央はデザイナーのマーティン・グラント氏)

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