スターアライアンスは2016年6月4日(スイス現地時間)、2017年1月1日付で新CEOにジェフリー・ゴー氏の就任を発表した。現在CEOを務めるマーク・シュワブ氏は2016年末で退任する予定だ。
ジェフリー・ゴー氏は、弁護士業を経験した後、2007年に国際航空運送協会(IATA)からスターアライアンスに転籍。現在は、同社でCOO兼法務顧問を務める人物。今回の任命にあたり、「これまでの偉大な実績を引き継ぎ、加盟航空会社と密に連携しながら、一流の世界的航空連盟であり続けるべく努めていきたい」とのコメントを発表している。
なお、スターアライアンスでは同日、技術プロジェクトや運用プロセス改善に向けて数百万ドルの投資をおこなうことを発表した。具体的には、手荷物用処理システムの基盤となる「ITハブ」を通じてスムーズなチェックイン手続きを目指すと同時にミスの回避に対応。トラブル発生時の迅速な解決措置にもつながるようにする。
また、空港外からのチェックインやセルフサービス・チェックイン、手荷物のセルフタグ発行といった標準プロセスの開発も実施する計画を決定した。これが実現すれば、利用者のサービス向上につながるだけなく、同アライアンスの就航対象1300空港すべてでコストやインフラ要件などが低減されるという。