エボラブルアジアはこのほど、訪日外国人向け「ゲノムメディカルツーリズム」事業の開始を発表した。遺伝情報を医療に生かす取り組み「ゲノム・パーソナル医療」をおこなうG-TAC社と共同で進めるもの。
「ゲノムメディカルツーリズム」とは、人間のDNAがもつすべての遺伝情報(ゲノム)に基づき個人に最適化された医療を受ける目的で、渡航すること。
今回の取り組みでは、医療情報サイトを運営するエムスリー社の子会社であるG-TAC社がもつ国内2万人以上の専門医師や250以上の提携医療機関と連携。エボラブルアジアが展開中のインバウンド事業の一環として、旅行者を対象に、血液検査などを通じてがんをはじめ各種疾患リスクの検査と関連情報の提供をおこなう。
今回の事業は、訪日旅行者が多い中国やベトナムなどではまだ医療提供を受けること自体が難しいという実態を背景にした「日本だからできる高付加価値のサービス」の位置づけだという。