楽天の連結業績、トラベル含む国内EC流通総額は11%増、営業利益は2ケタ減が継続 ―2016年4~6月期

楽天の2016年12月期第2四半期(2016年4月1日~6月30日)の連結業績で、楽天トラベルを含む国内EC流通総額は前年比10.9%増の7113億円となった。同じく国内EC売上収益は6.9%増の725億2700万円でプラスとなったが営業利益は24.6%減の175億800万円と大幅に減少。2016年1月からの連結業績累計(IFRSベース)では、売上収益は11.1%増の3689億600万円、営業収益は11.8%減の487億8400万円となっている。

国内EC業績の推移は以下のとおり。

楽天:報道資料より

同社は営業利益について、ポイント施策「スーパーポイントアッププログラム(SPU)」と中期的成長を見据えた投資により減少したと説明。一方で2016年1月のSPU導入後は新規・復活顧客数が継続的に増加していることを示した。

全社的な取り組みとしては、予算で設定された営業費用100億円のコストカットを目指す「Project V6」を現在実施中。第3四半期と第4四半期でさらに加速していく考えとしている。

なお、2016年12月期通期(2016年1月1日~12月31日)予想としては、株式市況の影響を受ける証券業を除いた売上収益は前年比2ケタ成長を目指すとしている。

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