ホテルのクチコミ評価マネジメントシステムを運営するレビュープロ(ReviewPro)社はこのほど、世界の高級ホテルに対するクチコミレビュー投稿状況を分析した。それによると、最もクチコミ投稿数が多いサイトはトリップアドバイザーで、全体の25.8%を占める71万9699件。2位「ブッキング・ドットコム」(25.4%)の71万23件と僅差となった。
ツートップに続く3位は中国大手OTA「Ctrip」(12.1%)の33万6733件。フェイスブックのクチコミ数が大きく低下し、Ctripが3位に浮上するかたちとなった。さらに、OTA「elong」(7.3%)、「Qunar」(3.2%)、クチコミサイト「Dianping」(1.7%)など、中国のサービスが上位にランクイン。日本では、「じゃらん」(0.3%)が20位となった。
サービス別のレビュー数ランキングは以下のとおり。
また、国別にみたレビュー数の最多も中国。前年比46.4%増と大幅な伸びで70万3041件を記録した。その一方、2位米国、3位UAE、4位英国はそろって減少。日本は30.5%増で9位となっている。
なお、2015年の高級ホテルに対するオンラインレビューデータ271万3414件をもとに同社が独自に算出したスコア(GRI:Grobal Review Index)によると、大規模高級ホテルブランドのトップは「フォーシーズンズ」(GRIが93.2%)で2位が「マンダリン・オリエンタル」(同93.1%)、3位は「ベルモンド」(同93.0%)。小規模高級ホテルブランドでは1位が「ライブラリー・ホテル・コレクション」、2位「オトカー・コレクション」、3位は「イノタリティ」グループ。
ホテル単体の1位は「ベルモンド パラシオ・ナザレナス」、2位「スパイサー ピーク ロッジ」、3位は「ラス ベンタナス アル パライソ ア ローズウッド リゾート」だった。タイプ別のスコアトップ10は以下のとおり。