楽天トラベルはこのほど、2016年秋(2016年9月15日~10月9日)の訪日旅行動向を発表した。同社の外国語サイトでの予約人泊数を分析したもの。それによると、伸び率の最高は福岡県で、前年比219.7%増。次いで、沖縄県(102.2%増)、岐阜県(99.5%増)と続いた。そのほか、夏の調査ではトップ10圏外だった広島県が5位、愛知県が7位、大分県が8位にランクインしたのが特徴だ。
同社では、上位3地域が夏に続いて人気であることに加え、広島県では5月のオバマ米大統領訪問で国際的知名度が上がったほか、クルーズ船によるインバウンド誘致が寄与したと分析。愛知県では広域観光ルート「昇龍道」の浸透で中部国際空港の周辺エリアが約4倍と特に増加。大分県は外国語による情報発信などが功を奏したとしている。
2016年 秋の訪日旅行ランキングトップ10
※順位:地域(前年同期比)
- 1位:福岡県(219.7%増)
- 2位:沖縄県(102.2%増)
- 3位:岐阜県(99.5%増)
- 4位:和歌山県(76.4%増)
- 5位:広島県(72.4%増)
- 6位:香川県(69.1%増)
- 7位:愛知県(67.5%増)
- 8位:大分県(66.3%増)
- 9位:神奈川県(66.2%増)
- 10位:北海道(64.2%増)
なお、行き先別の予約人泊数のトップは「東京都」。2位は大阪府、3位は北海道、4位は沖縄県、5位は京都府の順となった。
この調査は2016年8月16日に実施したもの。同社の外国語サイト経由の予約について、予約人泊数を集計。伸び率ランキングは100人泊以上の地域を対象にした。