日本のモバイル売上シェアが52%に拡大、アプリ経由の成約率はモバイルサイトの3倍に -Criteo

デジタル広告・マーケティング事業のクリテオ(Criteo)が発表した2016年度上期モバイルコマースレポートによると、日本全体のモバイル経由の売上シェアは前年比11ポイント増の52%となった。これにより、日本はモバイル経由の売上シェアが世界で最も高い市場であることが判明したという。

特にモバイルでの購入件数の多い小売業者の上位25%に限ると、モバイルからの購入率は約80%に及ぶ。業種別でもモバイル経由の売上比率の高い業種は、さらにシェアを拡大し、「ファッション・高級品」は34%増、「健康・美容」は19%増で、他の業種との差を広げたという。

また、チャネル別ではアプリ経由の割合が高く、コンバージョンレートもモバイルサイトより3倍高くなった。傾向として、優れたユーザーエクスペリエンス(UX)を提供するモバイルサイトやアプリを有する企業が、モバイル経由の売上の多くを占めているという。

なお、端末別ではスマートフォンが独占状態。日本の小売業における端末別シェアは、スマートフォンが89%に対し、タブレットは11%に留まっている。また、OS別で見ると、日本のスマートフォン市場はiOSが43%、Androidが56%でiPhoneユーザーはAndroidユーザーを下回るが、モバイルでの購入件数シェアではiPhoneがAndroidを大きく上回った。

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