博報堂行動デザイン研究所は2017年2月24日に第1回を行なうことが決定した「プレミアムフライデー」について、過ごし方調査の結果を発表した。プレミアムフライデーとは、経済産業省と経済界が個人消費の促進を目的に、月末の金曜日15時終業を推奨するもの。
調査はプレミアムフライデーが正式発表される前の2016年10月27日~28日に実施したものだが、その時点で認知率は37.3%。年齢や男女、地域別で大きな差はないものの、30代女性が47%と高く、同制度への関心の高さがうかがえた。
プレミアムフライデーの過ごし方(単一回答)では、「旅行」が31.5%でトップ。旅行は男女のすべての年代で人気が高いが、特に男性20代と30代は35.0%、女性20代は34.0%と高かった。2番目は「自宅でのんびり過ごす」が30.3%。これは男性40代が37.0%、男性50代が40.0%、女性50代が33.0%など、熟年世代の支持が高かった。
ちなみに、複数回答で結果をまとめると、「自宅でのんびり過ごす」(60.5%)が「旅行」(51.6%)より高くなる。また、「自宅でのんびり過ごす」は男性61.8%に対し、女性が59.3%。「旅行」や「食事」「買い物」など、具体的な行動については女性の方が意向が高い結果となった。
「旅行」や「近場の行楽」の意向を持つ回答者の「行ってみたい旅の内容」では、「一泊1.5日の国内旅行」が27.8%でトップ。2位は「二泊2.5日の海外弾丸旅行」(21.4%)だが、男性20代と女性20代、30代では1位だった。3位の「一泊1日グルメディナーツアー」(11.1%)は、京阪神・中京の方が人気が高いのが特徴。海外弾丸旅行は首都圏の方が多かった。
調査対象者は20~59歳の有職者で、調査数は男女計800人。