ヤフーでトラベル事業含むeコマースを統括する執行役員ショッピングカンパニー長の小澤隆生氏が、2017年を迎えるにあたって年頭所感を発表した。
同社は昨年、オンライン旅行事業の「一休」への統合と、「Yahoo!トラベル」のメタサーチサービスへの回帰を発表。トラベル事業では引き続き両サービスを中心に展開していく。2017年は両システムの統合を通じた事前決済サービス拡充などのほか、1000万人以上の「Yahoo!プレミアム」会員に向けた優遇施策を「Yahoo!トラベル」に実施することも計画。今後も宿泊施設と一体になって旅行宿泊市場のさらなる活性化に臨んでいきたいとしている。
発表された内容は以下のとおり。原文のまま掲載する。
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2017年 年頭所感
謹んで新年のご挨拶を申し上げます。
2015年12月に高級旅館・ホテル・レストラン予約サイト「一休」をグループ会社として迎え入れる発表をし、それからの昨年一年間は「Yahoo!トラベル」及び「一休」ともに宿泊施設様からの多大なるご支援とご協力をいただき、大きく成長した一年となりました。
本年は引き続き国内最大級の集客力を誇るYahoo! JAPANからの集客力を最大限活用し、「Yahoo!トラベル」「一休」を通じた宿泊施設様への送客力の最大化に邁進してまいりたいと思います。
加えまして、Yahoo!ショッピングで非常に効果がでております「Yahoo!プレミアム」会員への優遇施策を「Yahoo!トラベル」に対しても実施していくことを考えております。これにより1,000万人以上の「Yahoo!プレミアム」会員が「Yahoo!トラベル」を活用いただける土壌が出来上がることとなります。
あわせまして「Yahoo!トラベル」自体の機能拡充をしっかりとおこなって参ります。システムの一休との統合や、それに伴ういままで一部実装できていなかった事前決済の提供等施設様宿泊者様双方にメリットのある改善は全力で実施いたします。
以上の施策によりまして、ヤフーグループは宿泊施設様と一体になりながら、国内旅行宿泊市場をますます活性化させていきたいと考えております。
本年も皆様のご支援・ご鞭撻のほど、どうぞよろしくお願い申し上げます。
ヤフー株式会社
執行役員 ショッピングカンパニー長
小澤隆生