凸版印刷はこのほど、アプリやウェブサイトの地図上に360度のパノラマVR映像を掲載できる新サービス「dougaVR(ドウガブイアール)」を提供開始した。自治体の観光サービスや公共施設の紹介、企業の商品紹介などの用途を見込む。
スマートフォンや全天球カメラで撮影した映像や写真を管理画面からアップロードすることで、自社サイトのコンテンツとして公開できるほか、映像の位置情報を地図と連動することも可能に。地図上の複数箇所に映像を配置し、ツアー形式で閲覧できるコンテンツとして提供できる。利用手順は以下のとおり。
料金は、初期費用なしで5つのバーチャルツアー(5URL)まで3万円。1アカウントあたりの容量は2GB。2020年に関連受注含め約10億円の売上を目指す。
サービスの本格展開に先立ち、名古屋市東山動物園の映像を「dougaVR」特設ページに掲載。映像の操作感などを確認できるほか、スマートフォンと組み合わせることでVRヘッドマウントディスプレイになる同社の箱型ビューア「VRscope」にも対応していることが確認できる。