JTBは2017年4月より、訪日外国人向けの観光乗合型バスツアーを本格展開する。これは、 SIC(Seat In Coach)と呼ばれる観光乗り合い型バスツアーのビジネスモデルを活用するもの。スペイン拠点のグループ会社Europa Mundo Vacaciones S.L.(EMV)が欧州で展開中の同事業のノウハウを活かし、中南米や英語、スペイン語圏の顧客に向けて展開。日本での地域活性化につなげる新規事業としての定着を目指す。
ツアーでは、基本となる5ルート(North Japan、Central Japan、Osaka and Kyoto、South Japan Express、Korea and Japan)を組み合わせた48コースを提供。例えばモデルコース「Japan In Depth end Hiroshima」では、札幌から広島までの行程を用意。4 ルート組合せ の13 日間(フェリー船中 1 泊を含む 12 泊)で1名あたり 3920ユーロ(約47万円)。すでに45か国で販売中のほか、インバウンド旅行を専門とするJTBグローバルマーケティング&トラベル社が日本でのランドオペレーターとして関与。海外旅行会社とのネットワークも活用し、新たに20か国での海外販売を進める予定だ。
基本の5ルートは以下のとおり。