パソナグループが岩手県で観光推進の協議会発足、地域活性化拠点を開設し体験型ツアー提供も

地域活性化拠点「一BA（いちば）」イメージ：発表資料より

パソナグループは、岩手県一関市と平泉町の地元企業を中心とする4社とともに、同地域の観光事業の推進で地域産業の活性化を図る一般社団法人一関平泉イン・アウトバウンド推進協議会を設立した。持続可能な地域経営を目指し、新たな地域ブランドを構築して、観光事業をはじめ農業や物販業などさまざまな領域に広げていく。

まず取り組むのは、地域活性化拠点の設置。2017年7月に、JR一関駅前に「一BA（いちば）」を開設する。観光情報と物産、人材が集まるコミュニティとし、コワーキングスペースや地域商品の展示場を設置するほか、イベントやセミナーなどを開催。地域内外の人材の交流する場を作り、新しいアイディアや動きを創出する。

さらに、地元食材や農業、伝統工芸・芸能などの体験型宿泊ツアーや地域密着型の観光ツアーなども企画・提供する予定だ。

中心となるのはパソナグループが2017年2月に設立した新会社・イーハトーブ東北。東北地方の旅行コンテンツ開発と飲食店、宿泊事業を展開しており、先ごろには第2種旅行業を取得している。

なお、7月の拠点オープンに向け、地域住民と拠点を作り上げるための「みんなで作るワークショップ」を6月3日から毎週開催。参加者を募集する。同協議会の概要は以下の通り。

【一般社団法人 一関平泉イン・アウトバウンド推進協議会　概要】

• 活動内容：
  • コワーキングスペースの運営
  • 観光情報発信拠点（民間観光案内所）の運営
  • 飲食・物産事業（地域商社事業）
  • 業務受託およびコンサルティング事業
  • メディア事業
  • 人材育成事業
  • ※観光関連事業でイーハトーブ東北が地域の観光コンテンツ開発・着地型観光ツアーの企画・提供を担う
• 体制：
  • 代表理事
    • 株式会社イーハトーブ東北　代表取締役　松本数馬氏
  • 理事
    • 株式会社松栄堂　代表取締役社長　小野寺宏眞氏
    • 株式会社京屋染物店　専務取締役　蜂谷淳平氏
    • 世嬉の一酒造株式会社　代表取締役社長 佐藤航氏
    • 株式会社マガジンハウス 「コロカル」事業部　部長／編集長 及川卓也氏
    • 監事／株式会社京屋染物店　代表取締役社長 蜂谷悠介氏