マリオット・インターナショナルは、ミレニアル世代を主要ターゲットにしたブランド「モクシー・ホテル」を東京と大阪にオープンする。同ブランドのアジア展開は初めてのこと。
モクシー・ホテルは「節約志向の旅行者向けブティックホテル」をコンセプトに2014年に誕生した新ブランド。スタイリッシュなデザインと、キーレスエントリー(鍵なしで出入り可能)の客室やセンサーライトなどテクノロジーを多用したサービスを取り入れ、低価格で提供する。
一方で、次世代の旅行者が多くの時間を公共スペースで過ごす傾向があることも考慮し、共有スペースにはセルフサービスでテイクアウト可能な飲食サービスや、高速無料Wi-Fi、充電用コンセント、ライブラリーなど、利用者が集う場所としての工夫を凝らした。
日本で開業するのは、東京・錦糸町と大阪中心部の本町駅近くで、時期は2017年後半を予定。いずれもオフィスビルをコンバージョンし、「モクシー東京錦糸町」は205室、「モクシー大阪本町」は155室で営業する。
なお、モクシー・ホテルは現在、欧米で9軒が営業しているが、アムステルダムやニューヨークなど含め、70以上のホテル建設の契約を進行。アジア進出も推進し、インドネシアのバンドンで、2017年第3四半期にオープンする予定だ。