ヤフー(Yahoo!JAPAN)は福岡ソフトバンクホークスのプレミアム観戦チケットについて、機械学習ベースのAI(人工知能)で日々価格を変動し、最適価格とする形式(価格変動形式)での販売を開始した。
対象は、7月17日以降のホークス主催のパ・リーグ公式戦で、主に年間単位で販売されるタグアウト上部エリアの前方ブロック席(S指定席1塁側)58席分。人気が高く入手困難な席と言われている。
この席を、過去3年間の販売実績データとリーグ内の順位や対戦成績、試合日時、チケットの売れ行きなど、多様なデータで試合ごとの需要をAIで予測。1日1回、需要に応じた価格に変動させる。これにより、試合や座席の価値に応じて価格が変動することで、消費者は人気のチケットを適正な価格で購入でき、興行主は収益最大化が期待できるとしている。
なお、ヤフーでは昨年、価格変動形式の実証実験を実施。購入者からは「普段購入できない席を納得できる価格で購入できた」など、好意的な意見が多く寄せられたという。