ブッキング・ドットコムは旅行の初日の役割を探る「旅の最初の24時間」に関するアンケート調査を実施した。世界25か国1万8000名以上の旅行者を対象にしたもの。これによると、回答者の46%が「旅行の初日が残りの旅を左右する」とし、36%が「休暇が最高になるのも最悪になるのも、初日次第」と回答するなど、旅の初日の重要性が浮き彫りになった。
旅行先に着いた最初の24時間にしたいこと(複数回答)では、「スーツケースの荷ほどき」(63%)、「宿泊施設内の散策」(60%)、「次の日の計画を立てる」(53%)の典型的な項目が上位3位に。
それ以外では「SNSに投稿する写真を撮る」(27%)、「現地レストランのクチコミをネットで調べる」(26%)が上位に入り、SNSが旅行者の初日の行動にも影響を与えていることも明らかになった。特に「SNSに投稿する写真を撮る」は18~34歳に限ると、34%にまで上昇した。
一方、日本人は「現地の食事を堪能」(62%)、「スーツケースの荷ほどき」(35%)、「宿泊施設内の散策」(26%)がトップ3で、食事を重視する傾向が強いことが判明。また、「現地レストランの口コミをネットで調べる」(16%)、「SNSに投稿する写真を撮る」(8%)は世界の平均より低く、SNSを意識した旅行行動は少なかった。
なお、「旅行初日が最も印象に残った」との回答は38%にのぼり、旅の初日に対する期待の高さがうかがえる。その期待が不安となることも多く、約3割の人が「初日を期待通りに過ごせるかどうか不安を感じる」と回答。その内容は「宿泊施設が期待と異なること」(40%)、「荷物の紛失」(39%)、「良い飲食店を見つけられるか」(35%)、「旅先でWi-Fiに接続できるか」(40%)などが上がった。