京都市、インバウンド旅行サイトを刷新、新たにチケット販売やホテル予約の機能など追加

京都文化交流コンベンションビューローは、外国人旅行者向けオフィシャルサイト「Kyoto City Official Travel Guide」(https://kyoto.travel/en)をリニューアルした。タビマエに加えてタビナカでの利用を見据えて、チケット販売機能を新たに導入。ショッピングサイトを充実させたほか、先日発表されたエクスペディアとの連携に伴い宿泊施設検索機能も追加した。

新たに導入したチケット販売機能では、各種チケットの販売システムを構築することで、外国人観光客によるチケット購入の環境を向上させ、事業者の販売をサポートしていく。販売されるチケットは、時代祭の有料観覧席、京都国立博物館、京都市交響楽団、サムライ剣舞シアター、茶道体験カメリアなど伝統文化から体験コンテツ、エンターテイメントまで幅広く揃える。

これまで京都市内の観光・文化コンテンツのチケットを一元的に紹介するプラットフォームはなく、またクレジット決済やウェブ販売の環境を持たない事業者も多いことから、外国人観光客の取り込み機会の損失につながっていた。

この取り組みは、観光庁の平成29年度訪日外国人旅行者受入環境整備緊急対策事業を活用した実証実験。今年12月15日まで実施し、その後については実証実験の反応を見て、継続を検討していく考えだ。

「Kyoto City Official Travel Guide」より

また、今年9月に締結されたエクスペディアとの地域活性化包括連携協定に基づき、トップページにエクスペディアグループのひとつ「Hotels.com」の宿泊施設検索予約機能を設置した。

さらに、ショッピングサイトでは、京都市内の観光消費の拡大を目的として、ショッピングベージと免税ページを統一。トップページから閲覧できるようにしたほか、京都市内を散策中に近くの店舗情報を確認できるようにするなどタビナカでのユーザビリティを高めた。

京都文化交流コンベンションビューローでは、今後もコンテンツの充実を図っていく方針。市内での観光客分散化を促していく目的で、あまり知られていない地域を紹介していくほか、飲食店情報も追加していく予定だ。

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