日本観光振興協会は、2017年11月連休(11月3日~4日)の観光予報を発表した。これは、旅行、宿泊関連の実績データや6か月先までの予約状況、中央省庁や自治体、観光関係団体や民間企業のデータをもとに運用する「観光予報プラットフォーム」で予想したもの。2017年10月15日現在の予測値となっている。
それによると、宿泊施設の混雑度(観光庁・宿泊旅行統計の稼働率を参考に設定)が85%以上の「かなり混雑」に該当する都市はないものの、仙台や名古屋、福岡では70~85%未満の「混雑」との予測。札幌、大阪、松山は60~70%未満の「やや混雑」の見通し。そのほか、東京や京都、金沢、長崎などは50%未満で「空いている」予想となった。
宿泊施設の混雑予想は以下のとおり。
主要都市の宿泊予想数の増減率をみると。札幌市(50.2%増)、仙台市(32.5%増)、日光市(43.2%増)、松山市(69.8%増)、宮崎市(81.4%増)などが3割増を超える大幅な伸び。一方、東京は12.3%減、箱根は1.1%減、大阪は17.5%減、那覇市は24.5%減など、昨年を下回る予想となった。
なお、観光予報プラットフォームでは、2017年11月8日より一部機能を有料化するなど新有料会員メニューを発表。宿泊データの拡充と集計機能の追加に伴うもので、データ量は3割増強をおこない、より精度の高い情報提供を実施。広域エリアでの観光振興に取り組むDMOなどに向け、最大10市区町村での集計も可能となっている。
最新情報や問い合わせなどは以下まで。
観光予報プラットフォーム