ヤフーは2018年1月24日開催の取締役会で、4月1日付の新執行体制と代表取締役社長の異動(内定)などを決議したことを発表した。
このなかでトラベル事業は「コマースカンパニー」の「予約統括本部」に所属。コマースカンパニーは、これまでトラベル事業をはじめEコマース全般を統括していた小澤隆生氏が、常務執行役員コマースカンパニー長として管轄する。トラベル事業部の実務担当となるコマースカンパニー予約統括本部の本部長には、執行役員に新任となった中山一郎氏が就任する。中山氏はヤフー傘下「一休」の代表取締役副社長執行役員でもある。
今回のヤフー全体での体制移行と人事の目的は、変化の激しいインターネット業界を勝ち抜くため、新たな挑戦とそれに伴う経営幹部の若返りを図るのが目的。代表取締役社長最高経営責任者(CEO)には宮坂学氏に代わり、川邊健太郎氏が就任し、宮坂氏がこれまで行なってきたPCからスマホへの移行やコマース事業の業容拡大をさらに迅速化。小澤氏など、新たに選任した常務執行役員とともに、新たな挑戦として「スマホの会社」に加えて「データの会社」を目指すとしている。