夏休み旅行の人気トップは台湾、3位に韓国が急上昇、ツアー予約は全体的に鈍化傾向に -日本旅行業協会

日本旅行業協会(JATA)は会員の旅行229社の営業、企画、カウンターなどの社員を対象に、2018年の夏休み旅行の人気方面調査を実施し、ランキングで発表した。

海外旅行は1位が台湾、2位がハワイで、昨年の1位と2位が入れ替わった。また、3位には韓国が昨年9位から急上昇し、回復傾向にある。このほか、トップ10はアジアまたは近距離方面が多くを占めた。

国内旅行は1位が北海道、2位が沖縄など、今年も人気方面が上位となった。5位の九州は大河ドラマが後押しし、前年14位から大幅に上昇した。

発表資料より

また、募集型企画旅行(パッケージツアー)を実施している旅行会社(海外旅行は7社、国内旅行は6社)を対象にした夏休み期間のパッケージツアー申込予約状況(人員ベース)も発表。海外旅行の予約状況は、7月は前年比0.3%増、8月は8.0%減、9月は5.2%減で、いずれの月も前年を上回っていた昨年を下回る結果となった。

方面別では、回復傾向にある韓国が7月が136.8%増、8月が135.8%増、9月が133.9%増と、大幅な伸びを示した。また、香港・マカオやオセアニアなど、航空路線や座席が増加した両方面は、いずれの月も前年を上回り、好調に推移している。

国内旅行は、7月が2.8%減、8月が1.9%増、9月は7.1%増となり、いずれも前年の伸び率を上回った。

特に好調な方面は甲信越で、7月が7.7%増、8月が12.3%増、9月が39.8%増に。家族旅行やカップルの申込みが順調に推移しているという。また、大河ドラマと今年の明治維新150年で、九州も7月が1.8%減、8月が4.4%増、9月が5.5%増と回復傾向に。麻疹の影響があった沖縄は7月が7.3%減、8月が3.5%減、9月が0.1%増となったものの、人気ランキングでは2位となり、夏休みの定番旅行先として家族旅行の申込みの人気が高いという。


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