不動産会社が民泊「エアビー」と提携で、宿泊事業に本格参入、民泊・簡易宿所を中心に旅館業法上のホテルやリゾートも視野

福岡で不動産管理を営む三好不動産と、不動産再生事業の関連会社・ミヨシアセットマネジメントは、民泊仲介サービス「Airbnb(エアビーアンドビー)」と業務提携を行ない、宿泊事業に本格参入する。

ノウハウを持つエアビーとのアライアンスで、賃貸事業オーナーに対して宿泊施設オーナーへの転換のアドバイスからコンサルティング、管理、および自主運営などを行なう。そして管理物件、自社物件は民泊や簡易宿所のほか、旅館業法に則ったホテルやスパリゾートなども手掛け、ブランド展開をする予定だ。

すでにミヨシアセットマネジメントは住宅宿泊事業法(民泊新法)の施行にあわせ、住宅宿泊管理業者に登録。福岡で約20%を占める空室の対策として、民泊に比べて制限の少ない簡易宿所の提案を中心に、その後の管理まで総合サービスとして提供する。また、同社としても宿泊物件の保有を展開し、宿泊物件の増加に努めていく。

提携を受けた第一号案件として2018年10月、博多駅周辺にホテルを開業する予定。同ホテルの客室は、エアビーで予約受付を行なう。

具体的な提携協働内容は、以下の通り。

提携協働内容の概要

  • Airbnb Japanを主体とした協働

    • 三好不動産の構築する住宅宿泊事業関連サービスへの助言
    • 三好不動産の構築する住宅宿泊事業関連サービスのマーケティング支援
  • 三好不動産およびミヨシアセットマネジメントを主体とした協働

    • 住宅宿泊管理業等の必要な法令に基づく許認可の取得
    • Airbnb Japanの提供サービスへのフィードバックの提供及助言


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