ゲストハウス運営や地域創生コンサルティングを行なうLittle Japan社は、月定額で全国の登録ホステルでの宿泊が可能になる「ホステルパス」の仕組みを構築した。パスは、平日(日曜日~木曜日)の月額1.5万円~と、全曜日の月額2.5万円~の2タイプで、対象のホステルは11月中に立ち上げるホームページに掲載。現在、全国の参加ホステルで無料の説明会を開催すると同時に、クラウドファンディングサイトでパス購入の先行予約を受け付けている。
パスで宿泊できるのはドミトリールーム(相部屋タイプ)限定で、一度に予約できるのは2泊まで。チェックイン後に新たな予約ができるようになる。月定額に加え、登録ホステル独自のサービスとして、個室利用の追加料金設定や、年間の荷物保安料、郵便物の受取・保管、自転車の駐輪なども用意する。
現在、登録ホステルの名称や数の発表はないが、参加ホステルで開催する説明会は東京、千葉、札幌、京都、大阪の5都市で行なうことを公表。登録ホステル数は、先行販売期間中にも増加させる予定で、1軒1軒発表していくという。
ホステルパスの仕組みを構築した理由についてLittle Japan社は、気軽な旅と自由な多拠点暮らしの推進、ホステル経営者の安定的な経営と説明。また、多拠点居住のライフスタイルを推進することは、空き家対策の解決にも寄与するとも主張する。手軽な価格で居住区以外の都市に拠点を持つ環境を整備し、パラレルキャリアを促進することで、地域創生や社会問題の解決に繋がるとの考えだ。