トリップアドバイザーがこのほど発表した2018年第3四半期の決算によると、売上は前年同期比4%増の4億5800万ドル(約504億円)の微増にとどまる一方、純利益は176%増の6900万ドル(約76億円)と大幅な改善を果たした。
ホテル部門の売上は、前年比2%減の3億500万ドル(約336憶円)と苦戦したものの、利払い前・税引き前・減価償却前利益(EBITDA)は同94%増の9900万ドル(約109億円)で、前期と比べてほぼ倍増となった。
非ホテル部門(アトラクション、レストラン、バケーションレンタル)の成長ペースも順調で、今期売上は同20%増の1億5300万ドル(約168億円)。売上およびEBITDAに占めるシェアは3割に至っている。
支出項目では、半分以上を占めている営業マーケティング費が同16.6%減の2億600万ドル(約227億円)に縮小、支出合計は同7%減の3億6900万ドル(約406億円)。
トリップアドバイザーでは、旅行情報のパーソナライズ化に対応した新サービスの詳細について、年内に発表を控えており、スティーブ・カフナー最高経営責任者(CEO)は「プロダクトの刷新、プラットフォームの拡大、さらなるマーケティング最適化」に取り組んでいく方針を掲げている。
※円換算は1ドル110円としてトラベルボイス編集部が算出。