新興企業価値で世界4位の中国EC超大手「Meituan-Dianping(美団点評、読み方は「メイチュアン・ディアンピン」)」は、2018年12月31日に200万件以上の国内宿泊予約を成立させた。同社によれば、この数字は業界最高の記録。2017年に記録した1日の最高宿泊予約件数(157万件)の約3割増となっている。また、2018年の第3四半期までに、前年を43.8%上回る約2億960万件の中国国内予約を成立。すでに2017年の予約数を超えていた。※画像は「美団点評」ウェブサイトより
美団・大衆点評は、2015年に共同クーポン購入サービス「Meituan(美団)」とクチコミサイト「Dianping(大衆点評)」が合併してできた企業。中国で急成長するスタートアップ企業の代表格で、同社は急成長の要因について、「Food+Platform」と呼ばれる戦略よるものと説明。「食べる」ことを中心に据えたプラットフォーム展開が功を奏したとしている。
また、通常のオンライン旅行サービス(OTA)と異なり、日常の消費活動に根付いたサービスを提供したりホテル客室と観光アトラクションのセット販売をおこなうなど、国内旅行であれ海外旅行であれ、ホテル予約に限らず利便性の高いサービスを提供しているのが特徴だ。
同社の利用者データでは、レジャー旅行に出かけた人の32%がホテルで飲食を楽しみ、17%はホテルを通じて現地アクティビティを利用したという。