日本旅行業協会(JATA)はこのほど、会員の旅行会社312社の経営者や旅行担当者などを対象に、2019年の夏休みの人気旅行先についてアンケートを実施した。
それによると、海外旅行の人気1位はハワイ。2位が台湾となりトップ2が昨年と逆転。続いて3位はタイ(前年同位)、4位はシンガポール(前年5位)、5位はベトナム(前年6位)だった。昨年は14位だった中国と同13位だったフィリピンが、今年はそろって10位にランクされた。
また、国内の人気旅行先は、1位北海道に続いて、沖縄、東京(TDR含む)、大阪、九州の順。これらトップ5は昨年とすべて同位となっている。
旅行会社によれば、海外旅行では大型ジャンボ就航で話題のハワイが家族旅行などで好調となったほか、少人数旅行では台湾や東南アジアが人気。台湾はフリープランで滞在型のスタイルが増えている。
一方の国内旅行では、夏が過ごしやすい北海道が安定的な人気を確保。沖縄は隣島や比較的デラックスなホテルでの宿泊希望が増加したほか、下地島空港ができた宮古島に関する問い合わせが増加。また、観光名所よりも自然体験やアクティビティに参加する旅行者が増加傾向にあるという。