西武ホールディングスは2019年7月27日から9月8日まで、東京から箱根・下田へのヘリコプターによる移動サービスを提供する。同社グループのプリンスホテルの「下田プリンスホテル」と「ザ・プリンス箱根芦ノ湖」の宿泊客を対象とするもの。
東京と両ホテル間のアクセスは、毎年夏の週末やお盆を中心に交通渋滞が発生することが課題となっている。そこでヘリコプターの直行サービスの提供で、移動時間を自家用車利用時の3分の1に短縮。その分、快適なリゾートライフと非日常を楽める時間を提供する。料金は、ヘリコプターのチャーター利用に比べ、最大5分の1で提供するという。
今回のサービスは、ヘリコプター遊覧やチャーターなどを提供するAirXとの協業で、実証実験として行なう。西武ホールディングスは2017年4月に設立した「西武ラボ」で、オープンイノベーションによる新規事業創出を推進しており、AirXをオープンイノベーションプログラム「Biz Lab Accelerator2017」で採択。航空機イノベーションを見据えた次世代交通ビジネスに挑戦していく方針だ。
料金は、下田プリンスホテルの場合、片道1人3万2900円~、ザ・プリンス箱根芦ノ湖の場合は片道1人1万9800円。同期間中は、両ホテルで遊覧飛行も販売する予定で、遊覧飛行は宿泊客以外でも利用可能とする。