航空BtoBハーンエアー、NDC対応プラットフォームを稼働、未対応の航空会社でも予約可能に

旅行・航空会社のBtoB流通サービスを行なうハーンエアーはこのほど、国際航空運送協会(IATA)の新流通規格NDCに対応したプラットフォームを稼働した。2019年8月16日には、ハーンエアーが発券したNDC対応チケットで搭乗した最初の利用客が、ルクセンブルグからデュッセルドルフへの定期便を利用。HR331便の機長らとの記念写真に収まった。

ハーンエアーのビジネスは世界中の航空会社とIATA旅行代理店とを結ぶBtoBサービス。ドイツを拠点に小型機で定期便を運航しているが、ビジネスの主力となるのは主要GDSを介したHR-169プレート発券サービスだ。ハーンエアーでは初期段階から、IATAによるNDC推進に積極的に参画。その一方で、世界190カ国の旅行会社や規模の異なる航空会社と取引がある自社のビジネス状況を踏まえ、「当社クライアントの環境に適したNDC対応ソリューションを提供できるよう、慎重に準備を進めてきた」(クリストファー・アリソンNDC担当責任者)。

例えば、同社のNDC対応プラットフォームは、まだNDCに対応済みではない航空会社でも利用できるため、自社で複雑な仕様変更に取り組む手間やコストが省けるという。また旅行会社との決済手段では、従来通り、キャッシュ、クレジットカード、BSPなどから希望する方法を選択できるとしている。

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