中国の大手オンライン旅行会社Ctrip(シートリップ)は、オークラ ニッコー ホテルマネジメントとグローバル戦略パートナーシップ協定を締結、2019年9月20日に調印式を行った。※画像は左がオークラ ニッコー ホテルマネジメントの池田正人氏、右がシートリップの周氏。
両者はシートップの中国国内向けサイト内にオークラ ニッコー ホテルマネジメントの特設コンテンツ「フラッグシップ・ストア」を開設。シートリップ3億人の会員に対し、70軒のホテルを掲載するとともに、オークラ ニッコー ホテルズが運営するプログラムOne Harmony会員への登録を促し、優待料金や特典を提供する。シートリップ内ですでにフラッグシップ・ストアを展開しているのは、アコー、IHG、ハイアットといったメガホテルチェーンで、日本国内のホテルチェーンでは初。急成長を続ける中国市場の取り込みを図る。
オークラ ニッコーと協定を締結したことについて、シートリップ副総裁兼ホテル事業部CBOの周栄(シュウ・エイ)氏は「日本国内だけでなく中国主要都市にもホテル展開し、中国人のクチコミ満足度が非常に高い。オークラ ニッコーのおもてなしのサービスとシートリップのテクノロジーを合わせることで相互成長できる」と言及。オークラ ニッコー ホテルマネジメント取締役常務執行役員営業本部長の池田正人氏は、「シートリップは爆発的な増加を続ける中国人の旅行マーケットに大きな影響力がある。私たちは中国、アジア中心にホテル展開しており、今回の協定を通じ、イン、アウトともに認知度を上げていきたい」などと期待を寄せた。