ニールセン デジタルがまとめた調査で、インスタグラムの発信力の最新トレンドが発表された。同社によると、Instagramアプリの利用者数は2019年6月時点で前年同月比15%増の2257万人。スマートフォンからのインターネット利用者数増加率の5%を大きく上回っている。特に、若い女性の7割が利用しているのが特徴的だ。
同アプリの利用率は、2014年6月の7%に対し、2019年6月は32%に拡大。3人に1人が利用し、特に18~29歳女性の67%が利用している。また、彼女たちがよく利用しているアプリは、「Foodie」、「LINE Camera」、「SNOW」といった写真加工系や、「ホットペッパービューティー」、「GU」などファッション・ビューティー系が中心。ファッション感度が高く、写真の質にこだわっていることがうかがえる。
ニールセン デジタルのシニアアナリスト、山腰知美氏は、「若年層女性は、他のセグメントと比較して流行に敏感なアーリーアダプターが多い。広告サイドは、目まぐるしく変化する消費者のメディア消費行動を正しく把握する上で、彼女たちの行動を、時流を掴むヒントとしていくことが有用な手段になる」などと分析している。
調査は日本全国8000名のモニターから取得するアクセスログ情報をもとに作成した。