旅行予約サイト「エアトリ」などを運営するエボラブルアジアは、2019年9月期(2018年10月1日~2019年9月30日)連結業績を発表した。これによると、「エアトリ」を含むオンライン旅行事業は、売上収益が前年比211.6%の214億4500万円、セグメント利益は296.8%の10億3000万円とだった。
消費者向け旅行商材販売のBtoCサービスでは、テレビCMや電車広告等のマスマーケティングへの先行投資やUIの改善などを行ない、利用者が順調に増加。BtoBtoCサービスでも、大手提携先の開拓や取引先とのコミュニケーションを強化したことで、利用額の増加に繋がった。訪日サービスでは、Wi-Fiレンタルやキャンピングカーのレンタル、両替、ウェブメディア運営など各事業ラインにおけるマーケティング強化が奏功した。
今後もエアトリでの旅行のオンライン販売に注力。ダイナミックパッケージを掲載する新ブランド「エアトリプラス」についても、国内外の取り扱い強化を図っていく方針だ。
なお、エボラブルアジアの2019年9月期連結業績は、増収減益。売上収益が95%増の242億8100万円、営業利益が39.9%減の7億4400万円、税引前利益が46.7%減の6億5300万円、当期純利益は24.8%減の8億1200万円だった。