総合旅行サービス「エアトリ」は、先ごろ旅行先での病気やケガに関するアンケート調査を実施した。
それによると、海外旅行中に病気やケガをした経験がある人は35.2%。病気やケガの内容は、「風邪」が44%で最多。次いで「食中毒」(26.2%)、「切り傷による出血」(16.8%)、「ストレス性の胃痛・下剤」(16.5%)、「原因不明の体調不良」(16.0%)だった。
現地で治療を受けた際の治療費は、「1万円未満」(50.9%)が過半数を占め、「1万円以上10万円未満」(31.6%)と合わせると8割以上に。高額の治療費では、「90万円以上100万円未満」(1.3%)、「100万円以上」(3.1%)との結果だった。
また、海外旅行に行く際に、病気やケガに関する事前準備を「いつもしている」人は57.6%、「場所や日数によってしている」が30.6%。準備の内容は、「使い慣れた薬を持参する」(80.7%)、「保険に入る」(70.7%)、「クレジットカードの付帯保険の内容を確認する」(65.3%)、「絆創膏、包帯などの傷を保護するものを持参する」(55.0%)が過半数を占めた。一方で、「マスク、消毒剤などの感染を予防するものを持参する」「渡航先の感染症流行情報を確認する」は約3分の1、「出発前に予防接種を」「現地の病院の場所を調べる」は1割程度だった。
なお、事前準備をしない人にその理由を尋ねたところ、「自分は大丈夫だと思っている」が36.4%。次いで「お金をかけたくない」(25.0%)、「考えたことがなかった」(18.9%)だった。
この調査は、20代から70代までの男女1135名を対象に実施したもの。調査期間は2019年7月18日から21日まで。