アマデウス・ジャパン代表取締役社長の竹村章美氏が2020年を迎えるにあたって年頭所感を発表した。
竹村氏はデジタル化の進展で、旅行市場は高いテクノロジーとグローバル化が求められる時代に突入したと述べ、旅行産業のグローバル化と旅行者のパーソナライズ化、情報のキュレーションに応えていくと述べた。また、新たなパートナーシップで未来への第一歩を踏み出したとし、旅行業界の飛躍的な進展に繋がるより良い技術の追求に情熱を注ぐとしている。
発表された内容は以下のとおり。原文のまま掲載する。
2020年 年頭所感
新春を迎え、謹んで新年のご挨拶を申し上げます。
昨年は格別なご高配を賜り、厚く御礼を申し上げます。
昨年は、平成から令和へと新しい時代が始まり、明るい未来への期待が高まりました。またラグビーワールドカップ2019日本大会が開催され日本代表のONE TEAMの活躍により勇気づけられた1年でもありました。その一方で、台風や地震などの自然災害が相次ぎ、日本各地に深刻な影響を及ぼしました。今もなお被災された皆さまは復旧の途中であり、一日も早い復興を願い、支援活動のお手伝いができればと考えております。
今年は東京オリンピック・パラリンピック競技大会が開催され、AI、8K、5Gなど、新しいテクノロジーに期待が寄せられています。また「2020年訪日外国人旅行者4000万人」の目標達成も期待され、アマデウスも「Amadeus Passenger Processing Suite」をはじめとする空港向けソリューション、そして旅行会社様の機動力をアップするモバイル型GDS「Amadeus Sell Connect Mobile」への需要の高まりを感じております。さまざまな期待が込められている2020年もアマデウスは旅行業界の発展に最大限貢献してまいります。
近年、旅行市場のデジタル化が進み、高いテクノロジーとグローバル化が求められる時代に突入いたしました。旅行者のニーズは多様化され、情報収集、予約方法、旅ナカ、精算にいたるまで、顧客体験の向上はさらに期待されています。アマデウスでは66億ユーロ(約8250憶円)のR&D投資を行い、5000人以上のエンジニアが旅行産業のグローバル化と旅行者のパーソナライゼーション及び情報のキュレーション(情報整理)にこたえてまいります。
日本市場においてもグローバル化を支援する為に、われわれが考える4つの戦略的カギは「グローバル展開」「コンテンツ拡充」「ローカライゼーション」「パートナーシップ」です。主に、グローバルテクノロジーカンパニーとして日本マーケットにマッチしたソリューション提供は重要であり、今後も進化を続けます。
アマデウスは新たなパートナーシップを結び未来への第一歩を踏み出しました。今年は旅行業界の飛躍的な進展につながるようテクノロジー開発のみならず、お客様の言葉に耳を傾け、お客様のニーズにこたえる提案をしていく所存です。
われわれのミッションは「旅行の未来をかたちづくること」
旅行をより良くするためのより良い技術を追求することにアマデウス・ONE TEAMは情熱を注いでまいります。
新しい1年が皆さまにとりましてより良い一年となりますよう心よりお祈り申し上げます。
株式会社アマデウス・ジャパン
代表取締役社長 竹村章美