クルック、国内4つ目の新拠点が福岡に開業、新型コロナが影響も「日本市場への投資継続」

旅行体験予約サイトの大手「Klook(クルック)」は2020年3月、福岡に事業所を開設した。新型コロナウイルス感染拡大が旅行需要に深刻な影響を及ぼしているが、「日本市場への投資は継続する。危機の収束と観光客の復活を見据え、準備を進めていく」(同社)としている。

クルックは2017年に日本法人を設立。福岡事業所は、東京、大阪、札幌に続く日本国内で4つ目の拠点となる。このほど熱田久樹アシスタントマネジャー(ビジネスディベロップメント担当)が着任した。

「九州は、温泉、グルメ、自然などの観光資源が豊富であること、また地理的に近いことから、特にアジア市場からの旅行者に人気が高い」(クルック日本支社)。福岡事業所を拠点に、これまで手薄だった九州での営業活動を本格化する方針で、地域事業者との提携により、取り扱い商品などのラインナップ拡充を狙う。また、クルックのテクノロジーを活用し、これまでオフラインでしか取り扱いできなかった旅行商品のデジタル化を進めていく。

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