オーストラリア政府は、安全な国境開放に向けた取り組みとして、従来の入国者カードの代わりに、新しいデジタルシステム「デジタル・パッセンジャー・デクラレーション(DPD)」を導入することを発表した。導入後は、海外からオーストラリアへの入国する旅行者は、自身のPCやモバイルからDPDへの旅行者情報の登録が必要となる。また、将来的に新型コロナウイルス・ワクチン接種証明書をアップロードできるように設計される。
これを受けて、オーストラリア内務省はDPD対応の電子観光ビザを開発し、その他のビザについても電子化していく計画。オーストラリア政府は、公共サービスでの許可、認可、免許交付、登録などの手続きのデジタル化を進めており、DPDでもその一環として位置づけられている。