日本政府観光局(JNTO)によると、2021年5月の日本人出国者数(推計値)は、3万100人だった。
2020年同月は、コロナの感染拡大防止を目的に日本政府による渡航制限が行われ、5539人だった。コロナ以前の2019年同月と比べると97.9%減(2019年の実数:143万7929人)。
航空データOAG社の日本発の国際線実績によると、2021年5月に国内主要6空港(成田、関空、羽田、福岡、名古屋、札幌)から出発した国際線は、便数が前年比13.9%減の2694便、提供座席数が1.3%減の65万760席だった。引き続き、全世界に感染症危険情報レベル「レベル2(不要不急の渡航は止めてください)」以上が発出され、北米や欧州など多くの国に対する「レベル3(渡航中止勧告)」の発出が継続されており、日本発の運航便数や座席数は2020年と比べても減少傾向となった。
なお、JNTOでは2021年3月発表分から、過去の数値との比較は、コロナが影響する前の2019年実績との比較値を出し、2020年との比較値は参考として掲載している。
直近の日本人出国者数の月次推移は以下のとおり。