香川県庁舎の旧本館と東館、国の重要文化財に指定、映画のロケ地にも

香川県観光協会はこのほど、香川県庁舎旧本館と東館(県庁舎東館)が国の重要文化財に指定されたと発表した。戦後に建てられた庁舎としては全国初。すでに映画のロケ地に選ばれるなど評価が高まっている。

県庁舎東館は、建築家・丹下健三氏の設計で1958年に竣工。日本の伝統的な意匠を鉄筋コンクリートで表現し、県民に開かれた庁舎とするためピロティやロビーなどを配置した手法が評価された。庁舎とともに製作された南庭の石灯籠、受付カウンター、椅子などの家具類57点も建造物の価値と一体となす重要なものとして、重要文化財の一部に指定された。

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