米ラスベガス、MLBチーム誘致へ新球場、世界的なスポーツデスティネーション目指し【外電】

米ネバダ州のジョー・ロンバルド知事は2023年6月15日(現地時間)、ラスベガスにメジャーリーグ(MLB)のオークランド・アスレチックスの誘致に向けて開閉式スタジアムを建設する3億8000万ドル(約532億円)の公的融資パッケージに署名した。ロンバルド知事は「ネバダ州にアスレチックスを誘致する、またとない機会になる」との声明を出している。

ラスベガスには、2020年にオークランドから移ったNFLのラスベガス・レイダースと、今季のNHLスタンレーカップを制したゴールデンナイツがあり、スポーツエンターテイメントが盛んだ。新たに建設が予定されているベースボールスタジアムは、両チームの本拠地の近くに建設される予定。

AP通信によるとロンバルド知事は、球場建設でアスレチックス誘致に成功すれば、「さらに、世界的なスポーツデスティネーションとしてのラスベガスの地位は高まる」と期待をかける。収容人数は約3万人で、MLBで最も小さなスタジアムになる予定。

アスレチックスはまもなく、ラスベガスへの移転に向けた手続きをMLBと開始する。

公的資金3億8000万ドルは、譲渡可能税額控除1億8000万ドル(約252億円)と郡債1億2000万ドル(約168億円)から賄われる。移転支援者は、球場の周囲に特別課税地区を創設すれば、これらの債券と利息を返済するのに十分な資金が得られるとしている。

ラスベガス選出の民主党下院議員シア・バッカス氏は、「ラスベガスは、世界のエンターテインメントとスポーツの中心地になりつつある」と述べている。

※ドル円換算は1ドル140円でトラベルボイス編集部が算出

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