観光庁の訪日外国人消費動向調査によると、2023年7~9月期の訪日外国人消費額(1次速報)は、2019年同期比17.7%増の1兆3904億円となり、コロナ前を上回った。
国籍・地域別では、中国がトップで2827億円(構成比20.3%)、次いで台湾の2046億円(14.7%)、韓国の1955億円(14.1%)、米国の1439億円(10.4%)の順。なお、2019年7~9月期では中国が全体の41.7%(4922億円)を占めていた。
一般客1人あたりの旅行支出は21万1000円と推計。国籍・地域別では、フランスが最も高く35万8000円、次いでスペインの35万円、イタリアの34万2000円。2019年比で最も伸び率が高かったのは英国で84.9%増。そのほか、中国は28万5000円、台湾は17万8000円、韓国は11万1000円。すべての国籍・地域で2019年を上回った。
費目別では、宿泊費が4754億円(34.2%)と最も多く、次いで買い物代3632億円(26.1%)、飲食費3179億円(22.9%)の順で多く、2019年同期と比べると宿泊費の構成比が増加。買い物代については、2019年同期の3922億円から減少した。