航空データ分析OAGは、2023年に世界の混雑航空路線を発表した。この分析はOAGのグローバル・エアライン・スケジュール・データによるもの。
それによると、国際線トップ10のうち、7路線はアジアとなった。最も混雑した路線は、約490万席を提供したクアラルンプール/シンガポール線。2位は、2019年の340万席から480万席に増加したカイロ/ジェッダ線、3位は2019年比では43%減となったものの457万席を提供した香港/台北線。4位は2019年比22%増の約420万席のソウル(仁川)/関西線、5位は同29%増の約416万席のソウル(仁川)/成田線となった。
アジア以外では、ニューヨーク(JFK)/ロンドン・ヒースロー線が約390万席で8位。
国内線で最も混雑した路線は、約1400万席を提供した済州/ソウル(金浦)線。2位は約1200万席の羽田/札幌線、3位には約1130席の羽田/福岡線、7位には約800万席の羽田/那覇線が入った。
世界で最も混雑した空港のトップはアトランタ、羽田は3位
また、世界で最も混雑した空港のトップは、約6100万席を提供したアトランタ空港。2位はドバイ空港、3位は羽田空港、4位はロンドン・ヒースロー空港、5位はダラス・フォートワース空港の順となった。
これを国際線の運航に限ると、トップはドバイ空港、2位はロンドン・ヒースロー空港、3位はアムステルダム・スキポール空港、4位パリ・シャルル・ド・ゴール空港、5位シンガホール・チャンギ空港となった。ソウルの仁川空港は、前年の26位から7位となり、トップ10に返り咲いた(2019年は5位)。