国連ツーリズム、地域の観光政策を自己評価できるツールを開発、ガバナンス、持続可能性、インフラなど5分野で

国連(UN)ツーリズム(国連世界観光機関:UNWTO)は、地方公共団体向けに観光政策を自己評価するデジタルツール「STAR」を立ち上げた。農村地域の地方公共団体が観光開発のレベルを自己評価し、測定することができるもの。UNWTO加盟国のすべての地方の観光地で利用することが可能。

UNWTOは、観光を農村開発と社会福祉の原動力と位置付け、農村、景観、知識、文化的多様性を保護することに力を入れている。STARもその一環として導入されるものだ。

STARでは、観光ガバナンス、経済的・社会的・文化的な持続可能性、環境の持続可能性、観光開発、インフラの5つの分野で自己評価が可能。戦略の構想、政策の立案、マーケティングおよびプロモーション、トレーニング、商品やサービスの多様化などに活用することができる。

また、地域の独自性を考慮しつつ、国連観光基準に沿った推奨事項を含めて、推奨事項ガイドをカスタマイズすることも可能。

政策や施策の客観的な評価が可能なツールを用意するほか、地域の観光政策を分析するうえで必要なデータも提供される。

みんなのVOICEこの記事を読んで思った意見や感想を書いてください。

観光産業ニュース「トラベルボイス」編集部から届く

一歩先の未来がみえるメルマガ「今日のヘッドライン」 、もうご登録済みですよね?

もし未だ登録していないなら…