三菱UFJリサーチ&コンサルティングとインジェスター社は、全国の小売店を訪れる訪日外国人観光客の購買意欲について測定する指数「インバウンド購買意欲指数」の2024年第1四半期の結果をまとめた。インジェスターが全国の小売店に派遣している販売員を調査対象として、各店舗で取り扱われている全ての商品を調査対象品目とした。
調査客体から収集した判断内容を下表のとおり点数化。その平均値を最低0点から最大100点となる指数(Diffusion Index:DI)とした。この指数では50より大きいほど「購買意欲が強い」、小さいほど「購買意欲が弱い」となる。
調査結果によると、訪日外国人観光客による購買意欲の水準に対する現状水準DIは、前四半期差で+3ポイントの68と横ばい。前月と比較した訪日外国人観光客による購買意欲の方向性に対する現状判断DIも、前四半期差で+1ポイントの66と横ばいとなった。
また、訪日外国人観光客による購買意欲の先行きに対する先行き判断DIは、前四半期差で+2ポイントの71と横ばいとなった。