日本人のホテル選び意識、選定でみるのは平均7.5軒、「選択と予約のプロセスが好き」は高水準で81%

ホテルズ・ドットコム(Hotels.com)が先ごろ、世界10地域を対象とした「ホテル選びに関する国際調査」を実施した。これによると、日本人は旅行の計画が好きで人任せにしたくない人が多い一方で、予約前に検討するホテルの軒数は世界最少、費用にこだわる傾向などが示された。

調査は2024年3月28日~4月12日、アメリカ、イギリス、カナダ、メキシコ、フランス、ノルウェー、スウェーデン、デンマーク、韓国、日本の10地域におけるレジャー目的でホテルに滞在したことのある成人旅行者計1万2500名を対象に実施した。

まず、ホテル選定のプロセスを聞いたところ、「旅行のホテル予約のプロセスが好き」と回答した日本人は81%で、トップのメキシコ(87%)に次いで多かった。「宿泊施設の選択と予約を誰かに任せて、ただ宿泊を楽しみたい」割合は、イギリスの34%に次いで低く、39%と4割に満たない結果となった。

発表資料より

発表資料より

ホテル予約で時間がかかる点について、日本人のトップは「ホテルの選定」(45%)。「場所の決定」(37%)、「部屋タイプの選定」(33%)、「レビューを読むこと」(30%)が続いた。ただ、旅行の際に何軒のホテルを見てから選定するかとの問いでは、日本は平均7.5軒と世界で最も少なく、一番多かったノルウェーの13.4軒と比較すると約半数程度だった。また、日本人がホテル予約で考慮することとして8割が「費用」と回答しており、検討時に外せないこともうかがえる。

発表資料より

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