中国・北京市、外国人観光客向けにプリペイドカードを発行、交通、観光、ショッピングの決済を可能に

中国・北京市はこのほど、訪中外国人観光者向けにICカード「BEIJING PASS(北京パス)」を導入した。北京市内の交通・移動、観光スポットでのチケット購入、ショッピングなどの決済に対応するもの。1枚のカードで北京の観光を楽しめるようにし、旅行者の利便性を高める。

現在、公共交通機関や万里の長城をはじめとする30カ所の観光スポットなどで利用可能。パスは空港、駅などで身分証明書を提示することで購入・払い戻しができ、チャージの上限は1000元(日本円で約2万円)。チャージは市内地下鉄27路線490駅にあるサービスカウンターまたはセルフサービス機で対応しているほか、「Silk Pass」モバイルアプリからオンラインでチャージすることもできる。

北京市の担当者は「今後も旅行者のニーズを反映しながら、機能を拡大していきたい」などとコメント。扇子形やパンダデザインなども取り入れ、中国らしさをアピールしたいとしている。

※中国元/円換算は、1中国元20円でトラベルボイス編集部が算出

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