トリップアドバイザー、一棟貸し民泊の直接予約を停止、新たなビジネスモデルに移行【外電】

トリップアドバイザー(Tripadvisor)は、バケーションレンタル(一棟貸し民泊)のゲストとホストに対して、2024年11月1日以降にチェックインする予約は全てキャンセルし、ゲストには全額返金すると通知した。

トリップアドバイザー広報は、「バケーションレンタルのビジネスは、我々のホテル供給に合わせて、第三者プロバイダーを通じた新しいビジネスモデルに移行する」とコメント。「バケーションレンタルと既存のホテル提供を整理し、利用者に最高の体験を提供できるようにする」と付け加えた。

OTAホッパー(Hopper)は、トリップアドバイザーにホテルを供給するプロバイダーの一つ。近頃、トリップアドバイザーと提携し、トリップアドバイザーのアプリ内での即時予約を可能にした。ただ、同社広報は、バケーションレンタルにホッパーを使用する予定はないとしている。

トリップアドバイザーは、バケーションレンタル事業に関連する規制上の問題で、1000万ドル(約1.4億円)の未払費用と追加負債があることを明らかにしていた。

バケーションレンタル事業は同社の中核事業には位置付けられておらず、クルーズ、レンタカー、フライトとともに「その他の収益」にまとめられている。その2023年の収益は約5100万ドル(約7.2億円)で、総収益の3%に満たない。

※ドル円換算は1ドル142円でトラベルボイス編集部が算出

※編集部注:この記事は、米・観光専門ニュースメディア「スキフト(Skift)」から届いた英文記事を、同社との正式提携に基づいて、トラベルボイス編集部が日本語翻訳・編集したものです。

オリジナル記事:Tripadvisor Shutters Vacation Rental Direct Bookings in Favor of Third-Party Providers

著者:Dennis Schaal氏


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