スペイン、外国人旅行者のデータ収集へ、安全性向上のため12月から、入国手続きには変更なし

写真:dpa(ロイター通信)

スペインは2024年12月から、公共の安全性を向上させる目的で、海外からの旅行者のデータを収集する新法を施行する。観光産業では、宿泊施設、旅行会社、レンタカー事業が影響を受けるが、政府はデータ保護と収集について大きな心配はないとしている。

この法律は、観光業界のデータ登録と送信方法を管理するもの。収集されたデータは警察のデータベースと照合され、テロなどの重大組織犯罪の未然防止に活用される。

入国前に旅行者の個人データの提出が義務付けられるのではないかとの懸念があったが、政府は、これまで通りパスポートあるいは身分証明書の提示のみで入国は可能としている。

スペインへのインバウンド旅行者は増加の一途。2024年1-8月では過去最多の6340万人に達している。

※本記事は、ロイター通信との正規契約に基づいて、トラベルボイス編集部が翻訳・編集しました。

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