観光産業の8割占める中小企業向けの新プラットフォーム登場、世界進出を支援、世界旅行ツーリズム協議会が立ち上げ

世界旅行ツーリズム協議会(WTTC)は、オーストラリア・パースで開催されたグローバルサミットで、中小企業がビジネスの成長を加速し、世界進出に必要となるツールとリソースを提供する「Together in Travel」プラットフォームを発表した。

このプラットフォームへの加入は無料。豊富なコンテンツ、ネットワーキングの機会、教育プログラムにアクセスすることができる。また、ビジネスを強化するために必要なアイデアやツールを共有することも可能だ。来年には、追加サポートが受けられる有料オプションも導入する予定。

WTTCのジュリア・シンプソン会長兼CEOは、「中小企業は旅行・観光業の要。何百万もの中小企業が顧客にサービスを提供し、革新的な新興企業を生み出している」とコメントし、その重要性を指摘した。世界の旅行・観光産業の80%が中小企業だと言われている。

また、WTTCのメンバーシップ担当副会長で、富裕層向け旅行コンソーシアム「Virtuoso(ヴァーチョオソ)」の会長兼CEOのマシュー・アップチャーチ氏は、「Together in Travel コミュニティの立ち上げは、観光産業における中小企業の利益を擁護し、有意義な関与と支援を通じて前向きな変化を促すというWTTCの使命において、重要なマイルストーンとなる」と強調した。

WTTCのメンバーシップ担当副会長 マシュー・アップチャーチ氏

WTTCグローバルサミット 会場の様子

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