エジプト、観光用ラクダの飼育環境を改善へ、観光客や保護団体からの苦情を受けて

写真:ロイター通信

エジプト当局は、動物愛護団体や観光客からの苦情を受けて、ピラミッドで観光客向けのアトラクションとして使われているラクダや馬の扱いを改善すると明言した。

シェリフ・ファティ観光・考古学大臣は、動物の健康状態をチェックする改革案を発表。その中には、獣医チームによるラクダや馬の定期検診やワクチン接種も含まれる。また、ラクダや馬に乗るための専用エリアも設置する計画。

エジプトの動物は栄養失調や虐待を受けることが多く、飼育環境が劣悪とされる動物園もある。カイロ大都市圏の野良犬は長年に渡って毒や銃によって駆除されてきた。

動物の倫理的扱いを求める人々の会(PETA)は、ピラミッドで観光客が乗るラクダが「棒や鞭、その他の武器よって」飼育員に頻繁に殴られ、十分な水や日陰に入る時間も与えられていないと報告している。

※本記事は、ロイター通信との正規契約に基づいて、トラベルボイス編集部が翻訳・編集しました。

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