越境モバイル決済デジタルプラットフォーム「Alipay+(アリペイプラス)」は、日本のキャッシュレス決済PayPay(ペイペイ)とのパートナーシップを拡大し、日本国内の加盟店ネットワークを拡充する。これにより、Alipay+の提携Eウォレットが利用可能な加盟店は日本全国で300万店を超えることになる。
日本国内でAlipay+の提携Eウォレットを利用する訪日客は、MPM方式(店舗提示型)でPayPayのQRコードをスキャンして決済することが可能。また、Alipay+のロゴが表示されていない店舗でも、PayPayのQRコードを使って簡単に決済をおこなうことができる。
Alipay+は、自国で普段使用しているEウォレットをそのまま利用して決済ができるサービス。現在、世界66か国・地域の約9000万の加盟店で、35のモバイル決済パートナーを通じてサービスを提供している。同社によると、そのユーザー数は16億人。
日本では現在、Alipay+を通じて、Alipay(中国)のほか、AlipayHK(香港)、TrueMoney(タイ)、Touch 'n Go E ウォレット(マレーシア)、Kakao Pay(韓国)など16の海外Eウォレットと銀行アプリを使用することができる。同社によると、その利用回数は年々増加しているという。