長野県・軽井沢、乗車客向け自動車の稼働台数が3割増、タクシーアプリ導入や日本版ライドシェア活用で

タクシーアプリ「GO」は、長野県軽井沢町で実施している「軽井沢タクシー供給強化プロジェクト」の成果を明らかにした。このプロジェクトは、軽井沢町、軽井沢タクシー協会、軽井沢町商工会、軽井沢観光協会、軽井沢ホテル旅館組合と共同で、観光客増加による交通課題の解決に向けて推進しているもの。

軽井沢町の全タクシー事業者がタクシーアプリ「GO」を導入したほか、日本版ライドシェア、県内の周辺地域からのタクシー応援などを実施している。

その結果、最繁忙期であるお盆期間のピーク時間帯(夕方16時台)では、地元のタクシー車両の稼働が増え、ライドシェア車両および応援隊車両の稼働があったことで、昨年比で稼働台数が31.3%増加(25台増)。ライドシェア車両および応援車両で全実車数の約4割をカバーする日もあったという。日本版ライドシェアについては1日最大15台が稼働。

また、需要予測に基づく稼働車両数や稼働シフトの調整によって、アプリからのタクシー利用におけるマッチング率はプロジェクト期間を通じて概ね80%以上の水準を維持した。

一方で、需要予測の精度をあげること、繁忙期に合わせた担い手の確保、交通渋滞などの課題を確認。特に自家用車の流入が集中するお盆期間の渋滞時は営業効率の極端な低下が見られ、単純なタクシー稼働の増加だけでは解決が見込めないこともわかったという。

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