名鉄、国際線の手荷物を、名古屋市内から目的地の空港まで直送、オーバーツーリズム防止へ実証

名古屋鉄道は、中部国際空港との協力で、国際線出発便を対象とした「オフエアポート・チェックイン」の実証実験を2025年1月11日～17日の7日間で実施する。

実証では、航空旅客の手荷物を名鉄・名古屋駅に近接する名鉄商店で預かり、搭乗予定の飛行機に積み込み、目的地の空港まで直送する。

対象となるは、キャセイパシフィック航空539便（中部国際空港15:20発香港行）または、キャセイパシフィック航空531便（中部国際空港16:40発台北経由香港行）で、スマホでの搭乗手続きが可能な旅客。

同社がオフエアポート・チェックインの実証実験を行うのは、2024年2月に国内線で実施して以来、2回目。今回は、国際線を対象とすることで、よりインバウンド旅客の動きを想定する。この取り組みで、空港アクセス列車の混雑緩和、オーバーツーリズム防止、手ぶら観光による広域観光の促進、観光消費の拡大を目的としている。なお、この実証は観光庁の「オーバーツーリズムの未然防止・抑制による持続可能な観光推進事業」に採択されている。